私はこれまで自分の子にしか興味がありませんでした。
ただ、旅行先でたまに野良さんに出くわすことがあり、そんな時はいつも「うちの子のゴハン少し持って出ればよかった…」と思い、立ち去った後には「あの子大丈夫かな…」とけっこう気になる。そんな感じでした。

野良さんの寿命は3〜4年

2021年、愛猫（2人目／てんかんで急死）の三回忌を終え、ようやくペットロスから抜け出せた頃、引っ越しをしようと思い立ち、移り住んだ先でたくさんの野良猫さんたちを目撃することとなりました。
そして、調べてみると、外で暮らす猫さんたちの寿命が3〜4年しかないということを知りました。

現在、うちの子（死んだ子の兄弟）は18歳です。
腎臓病を患っていますが、毎日お薬を飲んで、時々病院へ行って点滴を打ってもらったり、血液検査をしてもらったり… そして、毎日温かいフトンで寝ています。

運良く人間の家の子になった猫さんは10年以上生きられ、そうじゃない子（外猫さん）たちは3〜4年しか生きられないなんて…（悲悲） このことを知った以上、外で見かけた猫さんたちを放っておくことは出来ない。そんな思いでねこ散歩に出かけています。

野良猫にエサをやることに賛否あることは知っていますが、私は知らんフリ出来ません。

ただ、その代わり、自分でルールを決めてやっています。

⚠️ ねこ散歩での決めごと

ゴハンをあげるのは少しだけにします
└ この後他の人（地域の方）があげる可能性がある為

汚れを考えてウェットは避けます
└ 万が一、ちゅ〜る等、地面に着いた時は水で流します

食べ残した分は､一粒残らず回収します
└ 全部食べれそうだな… と思ったら離れます

他の方があげてる場合は､やめます
└ 猫はすぐ飽きるので、多いとカラスのエサになる

地域の方の邪魔をしない
└ 地域でエサやりをしてる方がいたら引く

※毎日（決まった時間に）エサやりをしている方がいると分かった場合 ……… その方が来る前に私が到着して、その時猫さんたちが「お腹すいた〜」とアピールしてきたら、その人が来るまでの繋ぎとして、少しだけあげるようにしています。

※ウェットに関しては、昔獣医さんに「オススメしない／体にあまりよくない」と言われてから、うちの子にはあげていません（小さい時からずっとロイヤルカナンです）

以上のことをしっかり守って、これからもねこ散歩（猫さん見回り）を続けていきたいと思いますm(_ _)m

野良さんと接して変わったこと

今回、初めて（たくさんの）野良猫さんと接したことにより、うちの子をこれまで以上に大事にしていこうという思いが強くなりました（老いで手間がかかるようになったり、病気で余命が見えてきたこともあり）。最近は、ねこ散歩から帰ると「お外の猫さんたちも頑張ってるんだから、ハナちゃんも頑張っていこう」と声をかけています。

また、多くの猫がなると分かっていても、うちの子が「腎不全になる」ことが判明し、しばらく前途を悲観しましたが… 今は「十分長生き出来た／ここまでよく頑張った／最後まで2人で頑張ろう」と思えるように… 少しずつ自分の心にも、覚悟というか、変化が生まれてきたと思います。…と、書きながらも泣いてしまいますが…

この子の兄弟が「てんかんで突然死」という亡くなり方をした為、残された子を失うことにものすごい恐怖を感じていましたが、強く生きている野良さんたちの姿には励まされることが多く、猫さんたちには感謝の思いもあります。その為、うちの子にしていることを（接し方など含め）可能な限り、同じように野良さんにもしてあげたいと思っています。

外で強く生きる野良さんたちと接っしていくうちに、自分の心も少し強くなれたらいいなぁ… と、ちょっと期待もしています。
｢うちの子の死」だけではなく、これから遭遇するであろう、いつも見ている野良さんがいなくなったり、お気に入りの子が死んだり… にも耐えられるように…

＜参考ページ＞
野良猫に餌をあげるのは違法？　法律や飼い方、地域猫活動を解説
１匹でも多くのお外の猫を幸せにする方法
のらねこらむ